さくらのVPS for Windows Serverを契約したときの覚え書き

さくらインターネットが提供しているWindowsVPSを契約したのでそのときの覚え書きです。

取りあえずこの記事では登録からリモートデスクトップで接続するところまでにして、環境づくりではまった箇所などのトピックは個別に別掲していきます。

さくらVPSを使おうとおもった動機は、私がVisual Studio + C#で作った金融商品評価アプリケーションを自宅PCから追い出したかったためです。

外出するときは自宅PCの電源を切りたいと思っていたので、バグも取れてきたことだしそろそろrobustに24時間稼働できる環境に移そうと思って契約しました。たまにしかないですが、住居を引っ越す際にはパソコンを停止させてから物理的に移動させますから、そのときにアプリのオンオフを気にしなくて済むのもメリットです。

とりあえず2週間お試し期間からのスタートですが、そのまま本契約に移行する予定です。

さくらのVPSにはWindowsより安いLinuxタイプのVPSプランがありますが、私が作ったアプリはCoreではない.NET Frameworkを使っているのでWindows環境でないと苦労するため今回は「さくらのVPS for Windows Server」を選択しました。

契約するときは最初の1回しかないので、覚え書きとしてスクリーンショットを取りながら掲載していきます。

また私は既に長年さくらインターネットを利用しているので、さくらインターネットのアカウント登録の部分などは省きます。

さくらのVPS for Windowsトップページに行く

WindowsVPSはLinuxの方に比べたらまだまだマイナーらしいので、LinuxVPSから辿っていったほうが楽です。

http://solution.sakura.ad.jp/windows_vps/

最初の関門としてはプラン選択ですが、私が作ったアプリは金融時系列分析を扱ってる割にはそんなにメモリを食うものではないので、最も安いプランであるW768を選択しました。

注意すべき点は、さくらのVPSではあとからプランをアップグレードできません。メモリ768MBでは足りなくてメモリ1GBのプランにしたくなっても、1GBのプランを新たに別途契約して、以前のプランが不要になったところでそれを解約するといった方法で引っ越す必要があります。これはさくらのレンタルサーバーも同様であり、単純にプランの上げ下げをワンクリックでシームレスにできるようになっていないので、あとからプラン変更するときは移行が面倒です。

また年月が経過するにつれて、各プランごとのスペックは変化すると思われます。掲載したのは私が申し込んだ時点のものなので、その都度最新の情報をさくら公式ページで確認してください。

管理目的だけならリモートデスクトップの追加購入は不要

私がさくらのVPS for Windowsを契約する際、次の関門となったのはリモートデスクトップを追加購入するかどうかです。

たとえばVPSでExcelを起動させて作業をしたり、自分で作ったアプリを起動させて常時それをリモートで見ながら自宅PCで作業するといった場合では追加購入が必要です。

一方で、一度アプリケーションを起動させたらリモートデスクトップ接続切ってそのまま放置、といった場合では追加購入は不要だと思われます。アプリを起動させるだけならサーバ管理の範囲内だからです。

また「アプリが異常停止したとかでアプリの再起動が必要になったので、リモートデスクトップ接続してアプリを再起動しに行った」というものもサーバー管理に該当するので、リモートデスクトップの追加購入は不要だと思われます。

さらに追加購入すると言っても事実上1つが上限のようです。

ここの記載されている通り、VPSでは最大で2までのリモートデスクトップ接続しか受け付けないように設定されているようです。1つは管理用で標準であるものを使って接続するとして、もう一つ追加購入したもので接続したらその2つまでということです。よって2つリモートデスクトップを追加購入したも、3つ同時接続はできないということです。さらには同時接続数設定の変更は承らないと記載されているので、リモートデスクトップの追加購入は事実上1つまでと言えるでしょう。

私はサーバーの管理目的でしか利用せず、アプリを起動させたらリモートデスクトップを切ってVPS放置状態にするのでリモートデスクトップ追加購入はしない予定です。

Microsoft SQL Severオプションを購入したいのならVPS契約と同時に購入する必要がある

オプション購入一覧にはSQL Serverがありますが、もしこれを使いたいのならVPS本体契約と同時に申し込む必要があります。VPS契約後に、後からSQL Serverを追加することはできないということです。もし後から欲しくなったら、別途VPS+SQL Serverのセットを契約して、以前からのVPS契約からデータを移行したあとに以前のVPSを解約する手順になってしまうでしょう。

私が今回VPSで稼働させるアプリはSQLiteを使用しているのでSQL Serverは不要です。今後ASP.NET MVC C#+Local DBを使うにしてもExpress Editionで十分です。Express EditionがインストールできるかどうかはVPS2週間お試し期間に確認してみます。

申し込み作業開始

ここからは私が実際に申込んだときの様子です。

以下の画像の「お申込みはこちら」に進みます。

ログインを求められる画面に推移します。

私はさくら会員IDをすでに持っているので右側のボタンからログイン画面に進みました。

ログインを行うと、サービス選択画面になります。

右側の「サービス選択画面へ」に進みます。

1.プラン・お支払い選択

プラン選択やオプション選択の画面になります。

私は今回最も安いW768プランを選択しました。

その下には「サーバへプリインストールするソフトウェアの選択」があります。

私がVPSで動かすものはOfficeを使うようなアプリケーションではありませんし、SQL Serverも使用していません。SQLiteなのでサービスは不要です。

さらに続きで下にスクロールしていくと「ライセンス」項目があります。

上述した通り、「サーバ管理目的」なら追加でリモートデスクトップライセンスを購入する必要はありません。よって私はこのまま0個のままです。

ただし、その下の「ライセンスの同意」について同意する必要があります。サーバ管理目的だとしてもMicrosoft製品であるリモートデスクトップでアクセスすることには変わりないので、同意は必須です。ここで同意しないと契約完了になりません。

次は支払い方法です。

「クレジットカード」を選択すると「2週間お試し(無料)」を使うことができます。私はクレジットカード払いにしたので2週間お試し期間があります。

また私は毎月支払いにしました。ただし初回契約時には2ヶ月分の月額利用料が一度に請求されます。さらにさくらのVPS for Windows Serverの最低利用月数は3ヶ月なので、試用期間が過ぎた後にどんなに早く解約するとしても初回手数料+3ヶ月分は支払うことになります。

クレジットカード払いを選択すると以下のような画面になるので入力します。

入力し終わったら約款への同意です。

2.確認画面

一通り入力作業が終わったら確認フェーズになります。

カード種別、有効期限、カード番号の部分は白抜きにしています。

クレジットカード決済にしたので「2週間お試し(無料)」になっています。また追加ソフトウェアは何も選択していないので「プリインストール不要」になっています。

月払いにしたので初回契約時は2ヶ月分の2000円(税抜)が請求され、さらに2000円(税抜)の初期費用がかかるため、合計4000円(税抜)、税込みで合計4,320円になっています。

ここで「この内容で申し込む」を押下すると確定します。

3.完了

申込みが完了すると次の画面になります。

メールアドレス部とサービスコードは白抜きにしてあります。

申込みが完了すると、すぐに「お申込み受付完了のお知らせ」というタイトルのメールが届きます。

このメールにはログインパスワードやVPSのIPアドレスは掲載されていません。とりあえず申し込み手続きの受付が完了した旨の通知です。

私の場合は約10分後に、「[さくらのVPS] 仮登録完了のお知らせ」というメールが届き、VPSが利用可能な状態になりました。IPアドレスや初期パスワードも記載されているメールです。

なぜ「仮」登録かというと、2週間お試しの無料期間があるからです。その期間が終われば本登録となりクレジットカードから引落しされます。これはレンタルサーバーと同じ仕組みです。

さくらのVPSコントロールパネルにログインしてサーバーを起動する

メールに記載されている通り、さくらのVPSコントロールパネルにまずはログインします。

https://secure.sakura.ad.jp/vps/

会員ログインIDとパスワードを入力してログインします。

コントロールの画面は以下のようになっています。

ホスト名、IPv4アドレス、IPv6アドレスは白抜きにしてあります。

「お試し期間中」と「帯域制限中」という文字も見えます。これはお試し期間中のためネットワークの通信帯域が制限されているためです。

一番右側を見ると分かる通り、「停止中」となっているので、まずはサーバを起動します。

サーバホスト名の左側にあるチェックボックスにチェックを入れてから、画面上部の中央付近にある「起動」を押します。

そうするとこの図の右側のように、「稼働中」に切り替わります。

ここまでくればあとはリモートデスクトップから接続するだけです。

注意:初回起動時はOSの初期インストール作業が始まるので、完全起動まで時間がかかる

VPSを契約してはじめて稼働させたり、またOSの再インストールを行ったばかりの状態のときは初回の細々したインストール作業が始まっています。これが完了するまでリモートデスクトップ接続はできません。

もしリモートデスクトップ接続が失敗する場合は、この初回処理でこけてる可能性があるので、コントロールパネルから「VNCコントロール」で入ってみて現在どのような状態にあるか画面を見ることをおすすめします。インストールでこけてるようだったらOSごと再インストールを実行すれば数分後には使えるようになっています。ただし、ストレージのデータはすべて初期化されるので何か保存済みだったら要バックアップです。

Windows10のリモートデスクトップから接続してみる

私はWindows10Professional anniversary update適用済みを使っているのでWin10Proからの接続例で解説します。

リモートデスクトップのショートカットがデスクトップ上にないなら作っておきましょう。

Windows10の左下にあるCortanaに「リモートデスクトップ」と打ち込めば出てきます。

このままリモートデスクトップを左クリックで開かずに、「リモートデスクトップ接続」の上で右クリックをして「ファイルの場所を開く」を押します。

そうするとエクスプローラが開くので、以下のようにリモートデスクトップ接続の上で右クリックをしてショートカットを作成をするだけです。

これでデスクトップにショートカットが作成されます。

デスクトップに作成された「リモートデスクトップ接続」を起動すると、以下のような画面が出ます。

ここで「オプションの表示」を押します。

ここで、さくらインターネットからのメールに記載されているIPアドレスを「コンピュータ」の部分に、ユーザ名は「Administrator」にして「接続」します。

この際に設定を「名前を付けて保存」しておいて、デスクトップにでも保存しておくといいです。次からはそれをダブルクリックするだけでさくらのVPSに接続できます。

「接続」を押すとパスワードの入力を求められるので、メールに記載されている初期パスワードを入力します。

証明書の警告などが出現しますがOKを押して問題ありません。接続に成功すると以下のような画面になります。

CentOSやUbuntuとは違って.NetFrameworkが何の問題もなく動きますし、Windows10ライクに操作できるので本当に楽です。

1920x1080でフルスクリーン表示しても描画はサクサクです。私はcore i7 6700Kのオンボードグラフィックス Intel Graphics 530ですが、まるでローカルPCを操作しているようにスムーズにマウスポインタやエクスプローラ画面のドラッグ描画が走ります。

月たった1000円+消費税で、予期しないパソコンの故障事故を心配せず24時間連続稼働できるPCが手に入るのですから、6万円の格安PCを5年も使い続けるのと同じくらいのコストです。

さくらのVPS for Windows メモリ768MBプランのSSD30GBのうち、当初空き容量は19GB

私が選択した最も安いプランはSSD30GBの容量です。このうちOSシステム使用領域があるので、実際あとどのくらい空き容量として自由に使えるかが気になっていました。

OSを初期化して、一番最初にVPSにリモートデスクトップで接続した時点でCドライブ(SSD)空き容量は19GBでした。私は10GBもあれば十分だったので、19GBもあれば余裕です。

他の記事では、ローカルにあるファイルをさくらのVPSに転送する方法、ユーザアカウント追加、初期パスワード変更などを掲載していきます。