Torブラウザの使い方 簡易版

Tor Browserをダウンロードしてインストール済みであるとして、手っ取り早い使い方を解説します。

地球儀のアイコンの「Start Tor Browser」というショートカットがデスクトップにできていると思うので、そこから起動します。

初回起動時はネットワーク設定が出る

初めてTorブラウザを起動するときは、設定画面がでます。ボタンが2つあると思うので、上のボタンを押してください。これは特に細かい設定をせずに、そのまま起動するときに押すボタンです。

検索はDisconnect

ブラウザが開いたらもう使用可能なのですが、なにかを検索してウェブにアクセスしたい場合は右上の検索窓から検索します。

初期設定では「Disconnect」という検索サービスになっており、これは他の検索サービスよりもセキュアでありプライバシーが確保されている検索サービスです。

つまり、あなたがどんなキーワードで検索したかどうか、第三者にわからず、誰にもネットワークの途中で盗み見もされずに検索できるわけです。

Disconnectが使いづらかったら、Torブラウザの右上にある虫めがねのマークをクリックすると、他の検索サービスを選ぶことができます。

Disconnectの他には「Start Page」という検索サービスもセキュアです。

多くの人が使い慣れているだろうGoogleも一覧にあるので、使いやすさを優先するのならそれを選ぶのが良いでしょう。

他にもWikipediaやYoutubeやTwitterのアイコンも用意されていますが、これらをメインで使うことはほぼ無いと思います。

閲覧状態をリセットしたかったらNew Identity

Torブラウザの左上に緑色のタマネギのアイコンがあります。これをクリックするとメニューがでて、一番上に「New Identity」というものがあります。

このNew Identityは、現在開いているページなどを全て閉じて、ログインしているサイトがある場合はそのセッションもリセットされます。

つまり、ブラウザを再起動するのと同じと思って良いです。New identityをクリックすると、現在見ているページも全て閉じてしまいますし、編集中のものは破棄されてしまいます。

どういうときにNew Identityを使うべきかというと、たとえばAmazonで商品を見ていたとします。AmazonはIPアドレスを元に、どの人がどういう商品を閲覧しているか記録を取っています。その記録を元に商品レコメンデーション(推薦)をするなど事業に使っているわけです。

でも、こういった情報収集が気に食わない人も居ます。私もその一人です。

そういったときに、たとえばAmazonで商品をみていて、今見ているのがAmazonに同一人物だと思われたくないなと思ったら、New Identityを押せば良いのです。

そうするとAmazonからは別人と判断されるので、新たに商品を閲覧しても先とは別の人のアクセスだと思われます。

定期的にNew Identityを押して、相手に別人と思われるようにするのがプライバシーを守るために役立ちます。

ただし、もしAmazonにログインしていたとしたら、New Identiyを押すとログインはリセットされてしまうので、再びログインする必要があります。

ログイン状態や開いているサイトを維持したいときはNew Tor Circuit for This site

例えば現在閲覧しているサイトが20サイトほどタブで開かれていて、これらを閉じたくないとします。そのとき、相手のサイトから同じ人が閲覧していると思われたくない場合があります。

サイトにはアクセス解析が設置されていることがほとんどであり、サイト運営者から見れば「この人はこのページを見て回っているのか」のように、その人が閲覧したページとその順序、時刻などが筒抜けになってしまいます。

IPアドレスが変わらなければ、翌日になっても同じです。

そういうときはTorブラウザの左上にあるタマネギアイコンをクリックして、上から2番目の「New Tor Circuit for This site」をクリックします。

そうすると、現在閲覧しているサイトの状態はそのままで、新しいIPアドレスに変えることができます。

こちらのブラウザからすると、一見何も変わっていません。ですが向こうのサイトからは、IPアドレスが変わっているために、別の人がアクセスしに来たようにみえるのです。

このNew Tor Circuit for This siteを定期的に行えば、相手のサイトに行動履歴を筒抜けにせず、プライバシーを守ることができます。

実はこのクリック作業を明示的に行わなくとも、Torブラウザは10分程度で定期的にIPアドレスを変えてくれるようです。

でもどのタイミングで切り替わってくれるかは判断できないので、今IPアドレスを変更したい、と思ったら手作業で先ほどのタマネギアイコンからクリックしてIPアドレスを変更します。

あと、基本的にログインしている状態は保持されるのですが、それは相手サイトがクッキーのみでログイン状態を判断している場合です。

中にはIPアドレスが変わるとログアウトしたものとして扱うサイトもあるので、その場合は再びログインの作業が必要になります。