Planexのカメラ一発!CS-W70HDで防犯カメラを構築する

長らくIODATAのQwatchネットワークカメラを防犯カメラとして使っているのですが、パン・チルト機能が欲しくなったのでPlanexのCS-W70HDを買ってみました。

なお、私が購入したのはAmazonのフラストレーション・フリー・パッケージ(FFP)であるため、FFP-W70HDというものですが、中身は一緒です。ゴミがあまり出ない分AmazonのFFPの方が良いでしょうし、FFPでないものより安めです。

購入する前にアプリケーションを起動させて確認

このネットワークカメラを購入する前の人は、あらかじめソフトウェアをダウンロードしてインストールしておくことをおすすめします。カメラを購入していなくてもソフトウェアは実行できますので、どんな感じで録画を行うことになるのかおおまかなイメージはつかむことができます。

https://www.planex.co.jp/support/download/camera1/camera1_win.shtml

このURLからcamera1_win_v317.zipをダウンロードしてインストールします。

カメラを何個でも接続できる

ソフトウェアを起動するとわかりますが、下のバーにカメラを同時いくつ表示するかのボタンがあります。36個同時表示するものもあります。このソフトウェア一つで、いくつものカメラ一発シリーズのネットワークカメラを追加できるわけです。

実際にカメラを購入して追加すると、左上の「カメラリスト」にカメラ一覧が表示されます。

左下にある十字キーのようなものはパン・チルト機能を使うためのもので、カメラの方向を上下左右に動かすためのコントローラーです。

LiveCapture3のようにCPUを食わない

私のQwatchはLiveCapture3を接続するとCPU丸々一個フルで食う状態です。4コアCPUならそのうち1つをLiveCapture3で専有されてしまうイメージです。録画しない状態でもそうでして、録画するときになるとさらにもう一つのCPUを食います。

ですがこのカメラ一発は全然CPUを食いません。とてもパソコンの動作が軽いです。LiveCapture3をつけていると、常にCPUファンが回りっぱなしですが、カメラ一発の場合はとても静かです。

画質がQwatchより格段に良い

W70HDは画質が細かく設定できます。私は「最高画質」の「3M」という一番データ量が多いモードにしていますが、とても画質が良いです。外が暗くなりはじめると若干ノイズが増え始めますが、真っ昼間だととても高画質で監視してくれます。車のナンバーも撮れるくらいです。

Qwatchのようにカクカクせずに高いフレームレートが得られる

QwatchをLiveCapture3に接続してつかうときの弱点は、録画を開始すると録画映像がカクカクすることです。おそらくCPUが足りてないのでしょう。

ですがこのW70HDはとてもスムーズで、車の動きもとても滑らかに撮影してくれます。フレームレートが30fpsくらいあるのだと思います。これだけスムーズな動作を撮影してくれれば、取り逃す動作はないと思います。この映像の滑らかさが一番驚いた点です。

ちなみにQwatchはモーションJpegであるのに対し、このカメラ一発はH.264形式の動画であるため、そもそもが高画質対応であると言えます。

人体検知機能がとても正確

カメラ一発シリーズにはどれも「動体検知」機能がついていますが、このW70HDには「人体検知」機能が付いています。この人体検知機能というのが優秀であり、人が歩いていたり、自転車に乗っていたり、または自動車が通ったり、トラックが通ったりすると自動で録画してくれます。

「動体検知」であると、たとえば風で木の葉が動いてしまうことで作動してしまったり、雷のような光が一瞬発生することによって動体検知が作動してしまったりするのです。またカメラ自体の方向を動かすだけでも、写っている映像が変わってしまうわけですから、それも動体検知が作動してしまいます。

ですが、W70HDは赤外線センサーを使った「人体検知」が用いられており、熱源を感知することによって木の枝が風で動いたりとか、雷の光くらいでは作動しません。しっかり車や人の動きで作動してくれます。

またW70HDはパン・チルト機能があるため、カメラを向ける方向をコントロールできます。そして、このカメラを向けて現在映像に写ってる範囲だけを対象として、「人体検知」を行ってくれるところが優秀なのです。つまり「人体検知」を作動させたくない範囲は、カメラの方向を動かして対象からはずしておけば良いのです。

そして関心したのが、パン・チルト機能でカメラを向ける方向を動かして映る映像が上下左右と動いてしまっても、それだけでは「人体検知」が作動しないということです。

かならず車や人などの「動くもの」がないと作動しないのです。つまり、カメラを上下左右に動かして撮影する範囲を動かしても、その動かした範囲に「人や車などの動くもの」が写っていないなら、「人体検知」は作動しないようになっています。

だからカメラを向ける方向を動かしまくっても自動録画が発生しないので、無駄な録画ファイルが発生しないのでとても管理しやすいです。

カメラを向ける方向をあらかじめ記憶してパトロールできる

ソフトウェアを起動すると、左下に「パトロール」というボタンがあります。それを押すと、カメラが向いている方向を座標で設定し、カメラの向く方向を順々に切り替えて巡回することができます。

たとえば今向けているカメラの方向を記憶したいのなら、その状態で「パトロールポイントの保存」を押すと現在地点での座標を設定できます。そしてその次に動かしたいポイントまでカメラを動かして、そこでまた「保存」をするというのを繰り返していきます。

チェックしたいカメラの方向をすべて登録し終わったら、「再生」マークのボタンを押すと自動でカメラが巡回してくれるのです。

音声も記録できる

録画する映像には音声も付けることができます。マイクがついているので、話し声なども捉えることができます。ただ、室外の人の声だと会話内容がよくききとれないこともあります。室内だったら余裕です。室外の車のドアの開け閉めはもちろん、家の中の呼び鈴の音も録音できます。不審者がカメラに写って、その後呼び鈴がなったという証拠を押えるのに使えます。

カラーモードと、白黒の暗視モードの切り替えは手動でも可能

このカメラは暗くなると自動的に赤外線カメラに切り替わり、白黒になります。ですがあえて切り替えたくないときもあるのです。

そういうときは、赤外線カメラへの切り替えを手動に設定することができます。また、ある時間がきたら白黒の赤外線カメラに切り替えるという設定もできます。暗くなる時間が一年で夏至と冬至でかなり違うので、一年を通じて設定変更が必要があるかもしれません。

私は現在常にカラーモードで運用しています。

室内からガラスごしに暗視モードはあまり良くない

このカメラには暗視モード、いわゆる赤外線カメラというものがついています。この赤外線カメラはどれもそうなのですが、窓ガラス越しに暗い外を撮ろうとするとうまくいきません。窓ガラスに反射して、室内が写ってしまうのです。

だから夜中に外を監視対象にしたい場合は、外に防犯カメラを設置することをおすすめします。

暗視モードを使うと赤いLEDが2つ光る

昼間に使うカラーモードから暗視モードに切り替わると、本体についている2つの赤外線LEDが光ります。赤い光が2つ光ります。これを室内に設置しておくと、外から窓をみたひとは「あの家から赤い光が光ってるな」とわかります。そういうのが気になる人は暗視モードに自動切り替えしないでずっとカラーモードにしておくべきです。

全体的な感想

IODATAのQwatchよりとても良かったです。Qwatchは5000円くらいで買いましたから、3万円以上したPlanexのW70HDの方が良いことは自明なんですが、予想より良いものでした。できればあとこれを3つ買って、完全に死角なしにしたいところです。

CPUをほとんど使わないため、つけっぱなしにしていてもパソコンがとても静かになりました。

Qwatchと比べて、「価格以外は」すべての点においてカメラ一発のW70HDが、Qwatchより優れていると言えます。もういくつかこの製品を買いたくなりました。